新人20歳のお姉ちゃんAVデビュー!! 悠木 倫
~激イキ巨乳ねーちゃんのエロいトコ、よりヌキました~
2019年1月21日
オトナ文庫
著:田中珠
画:NOSA
原作:アトリエさくら
1月31日発売のオトナ文庫『新人20歳のお姉ちゃんAVデビュー!! 悠木 倫』のお試し版です!



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これは、仲のいい姉が
AV女優になってしまったという
悲しい弟の物語である。



 男優の手が、ブラに包まれたねーちゃんの胸を遠慮なく揉みはじめた。
 胸がズキリと痛んだ。
 なぜかはわからない。初めて知る痛みだった。
 いつもねーちゃんは、風呂上がりに素っ裸でうろついている。だから、おっぱいは見慣れているつもりだった。
 そのおっぱいを他人が揉んでいるだけで、どうしてこんな気持ちになるのだろう。

「んっ……▼ はぁっ……あ、あっ……▼」
「感度いいねぇ。胸さわられるの好き?」
「ん……はい……好きです」
「じゃあ、これも取っちゃおうか」
 
 とうとうねーちゃんはブラまでも脱がされてしまった。
 全裸だ。かろうじて手で胸を隠しているが、正真正銘の全裸だった。

「恥ずかしい?」
「はい」
「最初だもんねー。じゃあ、ゆっくり手を放して」

 ねーちゃんは少し恥ずかしがりながらも、胸から手を放した。
 間違いなく、いつも見ているねーちゃんの裸だった。
 いままでなんとも思っていなかった。そのはずなのに、鼓動が高鳴っていく。
 この動画を見ている何千人という男たちが、ねーちゃんの裸を見て勃起してるのかと思うと、胸の奥に熱いものが込み上げてくる。

「顔真っ赤だよ。大丈夫?」
「恥ずかしいです」
「あれ、ふとももになんか垂れてるぞー?」

 ーードクン。
 男優の指摘に、なぜか俺が驚いてしまう。

「あ、や、見ないでください」

 見たくねぇ……ねーちゃんのこんなとこマジ見たくねぇよ……。
 でも目が離せなかった。動画を止めてしまえばいいのに、それすらもできない。

「倫ちゃん、濡れやすいんだ」

 こんなもの見るべきじゃないってわかっているのに。

「……よく言われます」

 なのに、どうしても目が離せない。

「想像しちゃった? これからすること」
「ちょっとだけ」

 マウスを持つ手すらも動かない。

「で、濡れちゃったと!」
「あはは……」
「悪い子だなぁ~。これはお仕置きしないといけないねー」

 動画は、まるで俺を置き去りにしたかのように再生されていく。
 そしてーー。

「あ、ああっ……はあっ……!」

 ふと気がついたときにはもう、ねーちゃんは男優の肉棒を受け入れていた。

「あああっ▼ はぁぁっ……んっ!!」

 ねーちゃんがベッドに四つん這いになり、男優がその腰を掴んでいる。
 男優の腰は尻に押しつけられていて、深々と挿入されているのが見てわかった。

「すご、きつっ」
「んんっ……あっ、あぁぁっ……▼」

 それは生まれて初めて聞く、実の姉の喘ぎ声だった。

「すごい濡れてるね、倫ちゃん。どう? 大きいでしょ、俺のおちんちん」
「お、おっきいです……あ、あっ▼」

 男優の身体が前後に揺れていた。
 生で入れられている。あんなデカいチンポを、根元まで入れられている。

「あっ、嘘っ……だめっ……あぁぁあああっ!」
「あんなもん……気持ちいいに決まってんだろ……!」

 思わずそうつぶやいていた。
 この男優のテクニックは、俺もAVで見てよく知っている。
 絡んだ女優は二十分近く激しく犯され、そのあいだに数えきれないくらいの絶頂に達するのだ。
 そのチンポがいま、ねーちゃんのナカに入っている。

「あっ、だめだめ……い、イっちゃうっ……あぁっ、ふあああぁあーーーーーーっ!」

 あっという間にねーちゃんはイかされてしまった。
 赤子の手をひねるようとは、まさにこのこと。
 男優の技巧の前に、ねーちゃんは本気イキしてしまった。











「はあっ! はあっ▼ あ、あああっ……▼」
「もうイっちゃったの?」

 動画プレイヤーの再生時間表示を確認する。
 挿入してから、まだ四十秒ほどだった。
 動画の長さは三十分ほどのはず。つまり、これからまだ二十分近くこの男とセックスしないといけないのだ。
 なのに、四十秒でイキやがった、こいつ……!

「あ、あ、あ、あっ▼ だめっ……あぁぁんっ▼ だめ、ああぁぁっ!」

 当然、男優の動きは止まらない。
 その気になれば何十分と動き続けられる男だ。

「は、激しっ……あ、あっ! はぁああっ……あんっ、あ、あっ!」
「激しいの嫌い?」
「はぁっ! 嫌いじゃないです……はぁっ、はぁっ▼」

 ねーちゃんの反応を確かめながら動く、紳士な一面もある。
 感じないわけがない。この男とセックスをして、感じないわけがないのだ。

「はぁ、はぁ……ああ……ヤァ、ヤアァッあぁああっ……!」
「……は……はは……」

 乾いた笑いが漏れた。
 まじだった。あのスレタイはまじだった。

『 激 イ キ 巨 乳 』

 画面内では、ねーちゃんがGカップを揺らしながら感じまくっていた。
 後背位なので、宙に浮いたおっぱいはぶるんぶるん勢いよく動き回っている。
 そりゃそんなパワーワードも思いつくだろう。

「はぁっ、あっ、あぁっ、はぁっ、はあっーーーーっ」
「ダメだよ、まだイっちゃ」

 しかし、そこで突然流れが変わる。
 イキそうになったねーちゃんを、男優が焦らし始めたのだ。

「だ、だめっ……我慢できないですっ……ぁああっ、んんッ……▼」
「我慢して」
「やっ、やっ……むりっ……はっ……ハァっ……!」

 ねーちゃんは必死に唇を噛んで快感に耐えようとしていた。
 でも、どう見ても耐えられそうにない。

「ダメだよ、我慢して」

 男優が追い打ちのように、激しく腰で突く。

「いやぁあっ……だめっ……あ、それだめっ、ああ、あっ……!」

 ねーちゃんはシーツを力いっぱい握りしめていた。

「ダメじゃないでしょ、ほら、イっちゃダメだよ」
「むりっ、そんなのむりっ! やっ! イクッ! イクッ! ああああっ!」

 それはなんの意味もなさない些細な抵抗だった。
 男優の怒涛の責めに、ねーちゃんはあえなく絶頂へと追いやられてしまう。

「はあーーーーっ▼ はああああぁあっーーーーっ▼ はあああぁっーー……」

 カメラがねーちゃんの顔をアップにした。
 頬を紅潮させ、汗の玉を浮かべているねーちゃん。その表情は蕩けきっている。
 なんでだよ。なんでそんなーー。

「エロい顔してんだよ……」

 思わず口に出してしまい、ハっと我に返った。
 反応しかけた股間を押さえる。

「ば、馬鹿……実の姉で勃起する馬鹿がいるかよ……!」

 しかし、動画のなかのねーちゃんはさらに乱れていく。

「あぁっ▼ き、気持ちいいですっ▼ す、すごいっ、すごくいいですっ……!」

 男優が巧みに動いて、身体を組み替える。
 今度は正常位だった。もうトロトロにぬかるんでいたらしく、ねーちゃんの股間に、あっさりと巨根が呑み込まれていく。

「ああぁっ! おちんちんっ、あはぁっ▼ おちんちん気持ちいいっ……!」

 俺の気も知らずに、ねーちゃんは男優のテクニックで悦びまくっていやがる。
 ベッドの上で身体をバウンドさせるたび、おっぱいが形を変えながら弾む。

「ナマのおちんちんハメハメされて感じてる?」
「は、はいっ。ああ、あっ! 気持ちいいっ! 気持ちいいっ、気持ちいいっ……!」

 あの糞生意気なねーちゃんが、おちんちんとか口走ったことに軽く驚く。
 画面のなかのねーちゃんは、ねーちゃんのくせに、全然知らない表情を見せる。
 股間を必死で押さえるが、どうしても反応してしまう。

「ナマのおちんちん気持ちいいっ▼ ぁああっ▼ 好きっ、好きですっ……▼」

 意識すればするほど、ねーちゃんの声に反応してしまう。

「くそっ……!」

 普段のねーちゃんの顔を思い浮かべた。
 起き抜けの顔。外出しているときの顔。俺と話をしているときの顔ーー。
 ねーちゃんなんだぞ。
 普段馬鹿話しているねーちゃんなんだぞ。
 俺の実の姉なんだぞ。なのに、なのに……!

「い、イかせてください」
「おっきな声で」
「お、おまんこ、イかせてください……!」

 男優にのしかかられて、ねーちゃんはおねだりの言葉を口にする。
 そこにあるのは、見たこともない顔だった。女そのものといったエロい顔ーー。

「くそっ……!!」

 もう誤魔化しようがなかった。
 俺のチンポはすっかり元気になって、ズボンを内側から押し上げていた。

「おまんこ、おちんちんでイかせてください……! あぁぁぁぁぁっ!」

 Gカップの乳房は水飴のように形を変えて揺れ、ねーちゃんの顔が快感に歪む。

「イクッ……いくっ、いくっ……! いくううぅうぅううぅぅぅッーーーーーー!」

 そしてねーちゃんは、絶叫とともにイった。
 はっきり言って、ここ数年で見たAVのなかでもダントツでエロい。
 向こう十年、これより抜けるAVは出てこないだろう。
 そう断言できるくらいにエロかった。

「あ、あっ……▼ はぁっ、はぁっ、あっ、ぁあぁっ……ぁっ……!」

 ねーちゃんの乱れた吐息を聞くうちに、股間に手が伸びかける。
 ハっと我に返り、ギュっと拳を握った。
 どうかしてる……どうかしてるよ、俺。
 一瞬とはいえ、ねーちゃんのAVでオナニーをしようとしたなんて……。

「倫ちゃん、汗だくだけど大丈夫?」
「ああっ▼ あっ、あっ、あっ▼ す、すごく、気持ちいいですっ……!」
「そろそろイクよ、いい?」

 ねーちゃんがガクガク頭を振って頷いた。
 歯を食いしばり、目をぎゅっとつむっていた。顔はもう真っ赤だ。
 散々イかされまくった表情だった。

「おまんこ、きもちいいっ▼ ぁぁっ▼ 気持ちいいっ、気持ちいいっ……▼」

 それなのにまだ、ねーちゃんは絶頂を貪ろうとしている。
 普段はなんとも思わないねーちゃんの胸から、目を逸らすことができない。

「あああっ、だめぇっ……! あっあっあっあ……いやぁっ……!」

 普段悪態ばかりついているねーちゃんの声が、妙に色っぽく響く。

「あっ……いく……いく……いくっ▼ あっ……いきますっ……▼」

 その顔は、セックスに夢中な牝の獣にしか見えなかった。

「いっっ……くっ……! あああああっっ! いくううぅうぅぅぅぅぅっ!!」

 何度めかの絶頂の波が、ねーちゃんの全身を駆け抜けていく。
 汗で濡れ光る肌が、それが演技ではないことを証明していた。

「そんなに……セックスが気持ちいいのかよ……ねーちゃん……」

 いつの間にか、画面に顔をくっつきそうなほど近づけていた。
 一フレームたりとも見逃すまいと、見入ってしまう。
 股間はもう、はち切れそうなほどギンギンに勃起してしまっていた。

「ハァ、あぁあっ、いや……ぁっ……!」

 射精に向けて動き始めた男優は、ピストンの勢いを少しも緩めない。

「だ、だめ……▼ ああぁっ! はぁっ、あぁあっ、いやぁあっっ!」

 腰を乱暴に打ちつけ、ただひたすらねーちゃんの身体を揺さぶり続けている。

「あっあっあっ、凄い、だめっ……こんな、激しいのっ……! いっ、あぁあっ!」
「イクよ……! もうすぐ俺もイクよ、倫ちゃん……!」

 男優の声もややうわずっていた。
 射精の予感に、ねーちゃんは髪を振り乱して身悶える。

「ああぁぁぁんっ……くっ、ふぁっ、あっ、あぁっ、あぁぁぁっ!」

 ねーちゃんの声のトーンが一段と上がった。
 男優の腰遣いが細かく速くなるのにあわせて、ふたりの息遣いがあわさっていく。
 男優が、グッと腰を押し込んだ。下半身に力を込めたのがわかる。

「ああっ! あぁっ……あああぁぁぁぁぁーーーーーーーーっ▼」

 ふたりは揃って獣めいた悲鳴を上げーーそのまま、同時に絶頂に達した。





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(C)TAMA TANAKA / アトリエさくら