なまいきダークエルフ3姉妹が僕に中出しを求める。
2019年1月21日
ぷちぱら文庫
著:男爵平野
画:アジシオ
原作:Waffle
1月31日発売のぷちぱら文庫『なまいきダークエルフ3姉妹が僕に中出しを求める。』のお試し版です!


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神託によって、姉妹との間で子をなすことを命じられたオーベル。
蔑まれても姉たちが大好きな彼の、やりたい放題のエロ生活!!



「それで、ディアーノ姉さん、用事とは……? あと爪を噛むのは駄目ですよ、せっかく綺麗な形をしているんですから」

 自分で呼び出しておきながら無言で爪を噛むディアーノにオーベルは尋ねるが、姉はますます眉間の皺を深くするだけだ。
 それでもオーベルの上から下までを睨み付けてから、忌々しげに口を開く。

「オーベル、あなたの精液をよこしなさい」
「……姉さん?」

 それぞれ違う姉から三度目の言葉を言われてオーベルは長姉を見上げる。
 だが多少なりともオーベルへの迎合があった二人とは違い、ディアーノの表情には嫌悪しか表れていない。

「なにも言わず、さっさとよこしなさい。サンプルが必要なの」
「いや、そういわれましても……さすがにこの状況で昂奮するほど僕には特殊な性癖はありませんよ」

 もしもスプラとシーラとの体験がなければこの場でも勃起できたかも知れないが、二人の姉との経験でオーベルには男としての自信がついている。
 時間にすれば半日前ほどなのだが、その短時間で少なくとも性体験という範囲においてはオーベルは別人だ。童貞を捨てるということは、それほどのことだ。
 それにやはり、実験に使うから出せと言われるのは姉を愛しているオーベルだとしても気分のいいものではない。
 オーベル自身、神託をきっかけに姉との関係を変えようとしている心理があるのも否めない。ただそれはどっちが上かというものではなく、少しでも対等になれればいいというものである。

「ディアーノ姉さんの頼みとあらば精液を出すのはやぶさかじゃないですけど、姉さんもご存じの通り精液は昂奮しないと出ないので……」

 オーベルの反論にディアーノの顔がますます険しくなる。その眼光に背すじを伸ばしながらも様子を窺う。

「まさかあなた、私とセックスしろとでも言うのかしら?」
「いえ! いえいえとんでもない! でもちょっとだけ協力してもらえればすぐに出せるとは思います。なんせディアーノ姉さんほど美しいダークエルフを僕は知りませんから」

 これはオーベルの本心である。同じ女性としての魅力を語ってもスプラは可愛く、シーラは武人としての格好よさが前面に出ている。だがディアーノは女性としての美しさが溢れ出ているダークエルフだ。
 大きく突き出た豊満な胸にくびれた腰、ふくよかな尻とシミひとつない肌。そしてアメジスト色の瞳が乗せられた顔はどんな彫刻家も彫り出せないほどの造型をしている。美しいという言葉はディアーノのためにあるとまでオーベルは思っている。

「ふん、お世辞はごめんだわ……でも言ってみなさい」
「口……は論外ですねわかります。手で……もダメですか。じゃあせめて僕から触らせてもらうというのはどうでしょうか」

 顔色を窺いながらのオーベルの提案にディアーノは俯いて顎に手を置く。それが考えているときの仕草だと理解しているオーベルは黙って返答を待つ。
 ディアーノの視線がオーベルの下半身、股間に集中する。確かに言う通り、そこが反応している様子はない。そして、それでは実験は進まない。
 とにもかくにも精液を手に入れなければ一歩めを踏み出せないのだ。

「……わかったわ。ただし、あなたには目隠しをします。それで私に触れることを許します」
「目、目隠しですか?」
「不満かしら? 見えなくても触れられるのだから、喜びなさい」

 ディアーノに睨み付けられると否応はなく、大人しく姉が差し出してきた布で目を覆う。
 手探りで寝台に上がると、しばらくして体温の暖かさとともに花のような香りがふわりと漂ってくる。
 どうしたものかと手を宙に浮かせていると、苛立ったような声で催促される。

「さっさとなさい。時間は有限なのよ」
「で、では失礼します……」
「ひあっ! いきなり胸を触らないで!」

 伸ばした手が胸に当たったらしく、寝台の上でディアーノの身体がびくりと震える。

「あ、ごめんなさい……じゃあ、この辺りから」
「ふあっ、あっ、そこはっ!」
「ああっ、ごめんなさい!」

 布の感触とディアーノの反応にそこが股間であるとわかり、また慌てて手を引っ込める。どうしたものかと思案して、口を開く。

「あの、ディアーノ姉さん、僕の手を誘導してくれませんか? そうしたらそこから始めますので」
「……わかったわ」

 ごそごそと動く気配がして、オーベルの手がディアーノによって誘導される。思えばこうしてディアーノに手を握られたのは初めてかも知れないとオーベルはふと思う。

「ここから……始めなさい」
「あ、はい……」

 体勢と感触から後ろ向きでディアーノの肩に触れているようで、両手に暖かさと髪の毛の感触が伝わってくる。
 ダークエルフの女性は基本的に薄着を好み、スプラやシーラと同じようにディアーノの露出も多い。ともすれば人族でいう踊り子にも近い服を普段着にしているのがディアーノだ。本人曰く、これが一番頭が働くとのことらしい。
 ひとまず肩を揉んでみる。

「んんっ……」

 身震いはしたものの拒否はされないので続ける。愛撫というよりは労るようにやんわりと揉み続けていると、ディアーノの身体も少しだけ緊張が解ける。

「んっ……あっ……」

 肩から腕へ、滑らかな肌を手の平で味わうようにゆっくりと触る。ディアーノが身じろぎするたびに髪の毛が揺れ、花の香りが漂ってくる。

「ディアーノ姉さん……いい匂いです」
「……くだらないことを言ってないで、早く済ませなさい。んっ」

 オーベルの言葉でまた体を震わせてさらに香りを振りまく。気は進まないながらも拒否まではされていないと判断して、そのまま手を下に降ろして腰を掴む。

「あうっ、んっ!」
「うわ……細くて柔らかくて……これがディアーノ姉さんの腰……」

 姉の腰をさすり続けているとオーベルの腰も昂奮が高まってくる。その熱は肉棒へと集まり、徐々に硬くなる。
 ただ、それでも足りない。今度は腰から脇腹、そして先ほども触った胸へと手を上げる。

「んんっ……ふっ!」
「うわ……あ……」

 先ほどの不意の接触ではなく、意識して触るディアーノの胸にオーベルの声も漏れる。下着のような服の上からその柔らかさと大きさを手の平全体で味わい、力を入れるたびにふくよかな弾力が跳ね返ってくる。

「くうっ、あっ、んんんっ!」

 胸を揉むたびにディアーノが身をよじり、振り乱された髪からいい匂いが漂って昂奮を促進する。視界が塞がれているだけに、手の平の感触と匂いが普段よりもオーベルを刺激する。
 それになにより、いつも盗み見ていたディアーノの胸へ触れているという事実で股間が完全に勃起する。
 その熱量を解放しようと手早く下穿きを降ろし、下着も放り投げるようにして脱ぎ捨てると勢いよく肉棒が姿を現わす。

「ようやく終わったのね……ひっ!」

 気配に気付いたディアーノが肩越しに振り向いて息を呑む。視線の先はオーベルの勃起しきった肉棒に固定されている。
 知識として男女の交わりは知っていた。実践の場になっても怯まないと思っていた。しかし実際に男の昂ぶりを目にすると視線が釘付けになってしまう。
 身体とは別にどくどくと脈打っているような幹と先端、触れてもいないのに立ちのぼっている熱気、そして微かに漂ってくる性の匂い。全てが雄の象徴としてディアーノの意識を塗りつぶしてくる。
 そんなふうに思考を奪われているディアーノの身体へオーベルの手が再度伸び、その身体を抱きすくめる。

「ひっ……あっ、オーベル! 昂奮できたのならもう終わりでしょう!?」
「そんなわけありませんよ姉上、こんな真っ暗な視界じゃ刺激を続けなきゃすぐに萎えてしまいます。だから、続けますね」
「あうっ、あっ、この、この感触は……オーベル、待ちなさい、オーベル!」

 抱きついてきた身体の下腹部から硬い感触が伝わり、その熱さと硬さにディアーノの身体が硬直してしまう。
 その隙にオーベルの手がディアーノの上着を勢いよくずらすと、形のいい巨乳が大きく揺れながら露わになる。

「オーベルっ! あなたなにを!」
「見えてないですから、これぐらいはいいじゃないですか。肩や腰を触ったんですし、こっちだって素肌でいいでしょう」

 見えていないのをいいことに多少強引に身体を引き寄せ、柔らかな膨らみを堪能する。

「いいわけがありますか! んんっ、やめっ、オーベル! 揉むのをやめなさい、あっ!」

 叱責されてもオーベルは止めない。オーベルとしてもこれは姉との立場を近くするための機会であるし、なによりも美しい姉の身体を感じられるのだから止める理由がない。
 むにむにと姉の巨乳を揉み続けていると、押しつけた勃起がさらに硬くなってくる。
 スプラもシーラも愛しているが、それでもオーベルにとってディアーノは女神のような存在である。
 その美しさと聡明さはオーベルと比べるべくもなく、毎日目にしていても夢の中でも見るほど鮮烈に焼き付く存在がオーベルの中にいるディアーノというダークエルフだ。
 そんなふうにいつも見るたびに溜息が出るほど感動していた完璧なスタイルが、今は自分の手の中にある。柔らかな膨らみを揉みしだきながら手を頂上へと這わせ、指先で先端を探り当てる。











「んっ、オーベル、そこはっ、やめなさいっ!」
「姉さん……硬くなってますね。僕の手で気持ちよくなってくれてるんですか?」
「そんなわけが……んんうっ!」

 なにか言おうとしたところで硬くなった乳首をつまむとディアーノの身体がびくりと反る。そうすると金の髪がオーベルへと降りかかり、姉の匂いが鼻孔いっぱいに広がってくる。

「ディアーノ姉さん、凄くいい匂いだ……ほら、姉さんの匂いでまた勃起が硬くなってるのわかります? 凄いですよ」
「ふあっ、あっ、押しつけないで! あうっ、あっ!」

 先走りが垂れている肉棒をこすりつけると腰がびくりと震える。

「でも両手は塞がってるからこうして刺激しないといつまでたってもイけませんし。ほら、こういうふうに」
「あうっ、くっ、だめ、こんなっ、熱いっ、ああっ!」

 ずりゅ、ずりゅとゆっくり腰を前後させると股布の奥にある下着に肉棒がこすりつけられる。目隠ししているだけに、その薄布一枚向こうにディアーノの秘所があるということが余計に想像できてしまい、オーベルの呼吸も荒くなってくる。

「あっ、んんっ、オーベル、一回止めなさい、オーベルっ!」
「無理、無理です姉さん。姉さんの身体が気持ちよすぎて……くおっ!」

 いつもなら命令すれば呼吸すら止める使用人の弟がまったく従おうとしない。どころか胸を揉む手もこすりつける腰の動きも速くなる。そしてオーベルの動きに合わせるようにディアーノの股間からも鈍い疼きが広がってくる。
 その疼きがお腹の奥に溜まり、思考すら侵食してくる。

「そんな、私が、こんなの……あっ、あうっ、んんんっ!」
「ああっ、姉さん、今そんなふうに触られたら、ううっ!」

 ディアーノがなんとか止めようと手で押さえつけるが、先走りでぬめった肉棒はそれを刺激にしてさらに動きを速くする。
 ぬち、ぬちとディアーノの細い指に先走りが塗り込められる音が聞こえてくる。

「姉さん……姉さん、愛してます、美しい姉さんを、ディアーノ姉さんっ!」
「あうっ、こんなときになにを……んんっ、あっ、あくっ!」

 振り返ろうとしたところで乳首を摘ままれて背すじが反り、オーベルの顔に笹穂状の耳が近寄る。

「いつも思ってます。ディアーノ姉さんは賢くて、美しくて、綺麗だっていつも思ってます。そんな姉さんにこんなことができるなんて……ほら、凄く硬くなってるの、わかるでしょう?」
「んうっ、うっ、こんなにされてわからないわけないでしょう、ふうっ、あっ!」

 何度も何度も往復するうちに下着へ先走りが染み、それすら熱を持ってディアーノの思考を灼いてくる。
 もはや止めるためというよりも刺激のために置かれているような手に肉棒を突き入れ、快感の証が竿の根本からせり上がってくる。

「姉さん、姉さんの身体でイきます、精子出ますっ、姉さんっ!」
「んっ、あっ、あああああっ!」

 オーベルが前のめりになり、ディアーノのうなじに顔を埋めて息を強く吸い込む。同時に反りかえった肉棒が膨れあがり、快感を吐き出す準備を整える。

「姉さんのオマンコと手で精子出ます、出しますっ、姉さん、ディアーノ姉さんっ、ぐあっ、ああっ!」
「ひいっ、あっ、くうううううっ!」

 先端がディアーノの柔らかな手の平に押しつけられ、びゅるりと精子が飛び出してあっという間に指の間から溢れてこぼれ落ちる。
 熱く粘ついた快楽の証にディアーノの手がびくりと震え、それでも逃げずに受け止める。

「あうっ、オーベル、放しなさい……精液、保存しなきゃ……んんっ、あっ」

 最後に残された理性で手の平の精子を保存しようと術式を組み立てるが、次から次へと追加される精液の熱さに吹き飛んでしまう。さらにはまだ揉むことを止めないオーベルの両手がじんじんと快感をもたらしてきている。

「姉さん……姉さん姉さん、愛してます……姉さん!」
「うあ……あ……!」

 うわごとのように呟くオーベルの声を耳元で聞きながら、ディアーノはただ手の平で精液を受け止め続けていた。








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(C)DANSHAKU HIRANO / Waffle